結婚式エンドロールと退場の順番:感動を生む完璧な構成ガイド
結婚式は、お二人の愛を誓い、大切なゲストと共に喜びを分かち合う人生の一大イベントです。その中でも、披露宴の締めくくりを飾る「エンドロール」と、感動の余韻を残す「退場」のシーンは、ゲストの心に深く刻まれる大切な瞬間となります。
しかし、「エンドロールに誰の名前を載せるべき?」「順番はどうする?」「敬称は必要?」「退場のタイミングは?」など、細かな点で悩む新郎新婦様も少なくありません。また、映像制作における著作権の問題も、見落とされがちながら非常に重要なポイントです。
この記事では、結婚式の映像制作に精通したプロの目線から、エンドロールの企画から制作、そして退場までの完璧な流れを徹底解説します。ゲストへの感謝の気持ちを最大限に伝え、記憶に残る感動的な結婚式を演出するための秘訣を、ぜひここで見つけてください。
結婚式のエンドロールや退場シーンは、単なるセレモニーの一部ではありません。お二人の感謝の気持ちを形にし、ゲストとの絆を深めるための大切な演出です。細部までこだわり、最高の思い出を作り上げましょう。
結婚式エンドロールの基本と役割
エンドロールとは、映画のエンディングで流れるクレジットのように、結婚式の最後に上映される映像のことです。参列してくださったゲストや、結婚式を支えてくれた関係者の名前を流し、新郎新婦からの感謝のメッセージを伝える役割を果たします。
エンドロールは単なる名前の羅列ではありません。結婚式のハイライトシーンを盛り込み、感動的な音楽と共に流すことで、ゲストは今日一日の思い出を振り返り、新郎新婦の感謝の気持ちを深く感じ取ることができます。まさに、結婚式の締めくくりを美しく飾り、感動の余韻をゲストの心に残すための重要な演出なのです。

エンドロールは、ゲストへの感謝を伝えるだけでなく、お二人にとっても大切な思い出を形にする貴重なアイテムです。
エンドロールの種類:撮って出しと事前制作
エンドロールには大きく分けて「撮って出しエンドロール」と「事前制作エンドロール」の2種類があります。
- 撮って出しエンドロール:結婚式当日の挙式や披露宴前半の映像をその場で編集し、披露宴の最後に上映するタイプです。当日の感動をリアルタイムで共有できるのが最大の魅力ですが、制作時間が限られるため、凝った演出は難しい場合があります。
- 事前制作エンドロール:前撮り写真や二人の思い出の映像、ゲストとの写真などを事前に編集して作成するタイプです。時間をかけてじっくりと作り込めるため、よりパーソナルでクオリティの高い映像に仕上げることができます。
どちらのタイプを選ぶかは、お二人のこだわりや予算、時間によって異なります。当日の臨場感を重視するなら撮って出し、じっくりと作り込みたいなら事前制作がおすすめです。
ゲスト名簿作成の完全ガイド:漏れなく、正確に
エンドロールに載せるゲストの名前リスト作成は、正確性が求められる大切な作業です。誰を載せるか、どのようにリストアップするかを具体的に見ていきましょう。
誰を載せるべき?ゲスト選定の基準と優先順位
エンドロールに全てのゲストの名前を載せるか、それとも親族や特に親しい友人など特定の人だけを載せるかは、結婚式の規模や新郎新婦の意向によって異なります。
- 全員を載せる場合:全てのゲストが特別扱いされていると感じ、感謝の気持ちが伝わりやすいです。ただし、ゲストが多い場合はエンドロールが長くなりすぎる可能性があります。
- 特定の人だけを載せる場合:感謝の気持ちをより強く伝えたい相手に焦点を当てることができます。親族や主賓、遠方から来てくれた方、特別な役割を果たしてくれた方などを優先的に選ぶと良いでしょう。
ゲストの選定基準としては、一般的に以下の優先順位で検討するとスムーズです。
- 両親・祖父母:新郎新婦にとって最も大切な存在であり、最初に表示するのが一般的です。
- 兄弟姉妹とその配偶者・子供:直系の家族として、両親の次に続きます。
- 親族:叔父叔母、従兄弟など、関係性の深い順に続けます。
- 主賓・恩師・会社の上司:目上の方々への敬意を示します。役職順に並べることが多いです。
- 友人:幼馴染、学生時代の友人、職場の同僚、趣味仲間など、関係性の深さやグループごとにまとめると良いでしょう。
- その他:二次会の幹事、受付担当、スピーチ担当など、特別な役割を果たしてくれた方々。結婚式を支えてくれたプランナー、司会者、カメラマンなどのスタッフを「Special Thanks」として含めることも、感謝の気持ちを伝える素敵な方法です。

ゲストの選定は、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。迷ったら、お二人にとって「特に感謝を伝えたい人」を基準に考えてみましょう。
効率的なゲスト名リストの作成手順
名前の漏れや間違いを防ぐためにも、効率的なリスト作成が不可欠です。
- 招待客リストの活用:招待状の返信リストを基に、全てのゲストの名前をリストアップします。
- グループ分け:「新郎側親族」「新婦側親族」「新郎友人」「新婦友人」「会社関係者」「その他」など、カテゴリーごとに分けます。
- 順番の仮決定:後述する「名前の順番」のルールに従って、各グループ内で仮の順番を決めます。
- 敬称の検討:各ゲストに付ける敬称を検討し、リストに追記します。
- 複数人でのチェック:新郎新婦だけでなく、ご両親や信頼できる友人にもリストを確認してもらい、誤字脱字や漏れがないか入念にチェックします。
エクセルやGoogleスプレッドシートを活用すると、並べ替えや修正が容易になり、管理がスムーズに進みます。
エンドロールにおける名前の順番とマナー
エンドロールに名前を載せる順番は、ゲストへの配慮を示す上で非常に重要です。一般的なルールとマナーを理解し、失礼のないようにしましょう。
名前を載せる順番の基本ルール
一般的には、以下の順序で名前を流すのがマナーとされています。
- 新郎新婦:エンドロールの冒頭に、主役であるお二人の名前を配置します。
- 親族:新郎側、新婦側の順に、それぞれの親族を続けます。
- 友人:新郎友人、新婦友人の順、または男女混合で続けます。
- 会社関係者:上司、同僚、後輩の順に続けます。
- その他:受付やスピーチ、余興など、特別な役割を果たしてくれたゲスト、または共通の知人など。
- 結婚式スタッフ:プランナー、司会者、カメラマン、会場スタッフなど、結婚式を支えてくれた方々。
この基本ルールをベースに、お二人の関係性や結婚式の雰囲気に合わせて調整しましょう。
親族の順番:両家の公平性と特殊な家族構成への配慮
親族の順番は特にデリケートな部分です。両家の公平性を保ちつつ、個別の事情にも配慮が必要です。
両親・祖父母の順番
通常、新郎の両親、新婦の両親の順に表示します。祖父母は両親の次に続けます。新郎側・新婦側を交互に表示するケースもありますが、どちらかに統一することが大切です。
兄弟姉妹の順番
兄弟姉妹は、年齢順に並べるのが一般的です。長男・長女から順に、次男・次女と続けます。配偶者や子供がいる場合は、家族単位でまとめて表示すると分かりやすいでしょう。
その他の親族の順番
叔父叔母、従兄弟など、その他の親族は、新郎側・新婦側でそれぞれ関係性の深い順に並べます。例えば、新郎の父方の親族、母方の親族、新婦の父方の親族、母方の親族、といったように細分化して並べることも可能です。

再婚家庭や養子縁組など、特殊な家族構成の場合はどうすればいいですか?

特殊な家族構成の場合は、事前にご家族としっかりと話し合い、全員が納得できる順番を決定することが最も重要です。デリケートな問題なので、お二人が主体となって丁寧に調整しましょう。
友人や職場の同僚の順番
友人や職場の同僚の順番は、関係性の深さや役職を考慮して決めます。
- 友人の順番:幼馴染、学生時代の友人、職場の友人、趣味仲間など、グループごとにまとめ、その中で五十音順や出会った順に並べると自然です。特に親しい友人や、遠方から来てくれた友人を目立つ位置に配置するのも良いでしょう。
- 職場の同僚の順番:役職の高い方から順に表示し、次に同僚、後輩と続けます。部署ごとにまとめるのも分かりやすい方法です。特に日頃お世話になっている上司や先輩は、敬意を込めて上位に配置しましょう。
名前並べ方のルール:五十音順、席次順、その他
名前の並べ方には、主に以下の方法があります。
並べ方 | メリット | デメリット・注意点 |
---|---|---|
五十音順 | 日本の結婚式では最も一般的で、ゲストにも馴染み深く、見やすい。公平性が高い。 | 特になし |
席次順 | 披露宴の席次と同じなので、ゲストが自分の名前を見つけやすい。きちんとした印象。 | 席次表の変更があった場合、エンドロールも修正が必要。 |
関係性順 | 親しい順、お世話になった順など、新郎新婦の気持ちを優先できる。 | ゲストによっては「なぜあの人が私より上(下)なの?」と感じる可能性もあるため、慎重な判断が必要。 |
アルファベット順 | 国際的なゲストが多い場合や、モダンな雰囲気を演出したい場合に適している。整然とした印象。 | 日本のゲストには少し分かりにくい場合がある。 |
どの並べ方を選ぶにしても、エンドロール全体で一貫性を保つことが重要です。

敬称の使い方と表記方法:失礼のないように
エンドロールにおける敬称の使い方は、ゲストへの敬意を示す上で非常に重要です。失礼のないよう、適切な表記方法を心がけましょう。
敬称の基本ルール:「様」「さん」「ちゃん」「君」の使い分け
敬称は、ゲストとの関係性や年齢、結婚式のフォーマル度に合わせて使い分けます。
- 「様」:最も丁寧な敬称で、全てのゲストに対して使用できます。特に親族や目上の方、会社の上司など、敬意を表したい相手には「様」を用いるのが一般的です。
- 「さん」:友人や同僚など、比較的親しい関係の相手に用います。カジュアルな雰囲気の結婚式であれば、親族にも「さん」を用いるケースもありますが、事前に確認が必要です。
- 「ちゃん」「君」:子供や特に親しい後輩、幼馴染など、ごく親しい関係の相手に用いることがあります。ただし、フォーマルな場では避けるべき場合もあるため、慎重に判断しましょう。未就学児(幼稚園・保育園)以下のお子様には「くん」や「ちゃん」が自然です。
基本的には「様」で統一するのが最も無難で、失礼がありません。使い分けをする場合は、ゲストによって不公平感が出ないよう、明確な基準を設けることが大切です。

敬称は、ゲストとの距離感や結婚式のテーマに合わせて選びましょう。迷ったら「様」で統一するのが安心です。
【例外】両親・未婚の兄弟姉妹には敬称をつけないのが一般的です。 両親は新郎新婦とともにゲストをもてなす「ホスト側」と見なされるためです。ただし、両親への手紙形式でエンドロールにメッセージを添える場合は、自然な形で敬称を使用することもあります。
肩書きの表示方法
会社の上司や恩師など、役職や肩書きを持つゲストには、名前の前に肩書きを明記することで、より一層の敬意を示すことができます。例:「〇〇株式会社 代表取締役 山田太郎様」「〇〇大学 教授 田中花子様」。ただし、肩書きが長すぎる場合は、簡潔にまとめる工夫も必要です。
フルネーム vs. 名字のみ vs. ニックネーム
名前の表記方法も、結婚式の雰囲気やゲストとの関係性によって選びましょう。
- フルネーム:最も正式な表記で、誰の名前か明確に伝わります。一般的に推奨される方法です。
- 名字のみ:シンプルで見やすいですが、同姓のゲストが多い場合は区別がつきにくくなることがあります。
- ニックネーム:ごく親しい友人や、カジュアルな結婚式で親しみやすさを出したい場合に検討できます。ただし、相手が不快に感じないか、事前に確認が必要です。
日本語と英語の名前の表示
国際的なゲストがいる場合は、日本語と英語の名前を併記することで、全てのゲストへの配慮を示すことができます。例:「山田太郎 / Taro Yamada」。どちらを先に表示するかは、ゲストの国籍の比率や結婚式のテーマに合わせて決めると良いでしょう。

多言語対応のエンドロールは、国際的なゲストへの配慮として非常に効果的です。
敬称・表記の一貫性
エンドロール全体で、敬称や名前の表記方法に一貫性を持たせることが非常に重要です。例えば、「様」を使うと決めたら全てのゲストに「様」を付ける、「フルネーム」と決めたら全てのゲストにフルネームを使用するなど、統一感を保つことで、見やすくプロフェッショナルな印象を与えます。

感動を生むエンドロールの制作術
感動的なエンドロールを制作するためには、撮影から編集、デザインまで細部にこだわる必要があります。
エンドロールの構成要素:メッセージ、写真、動画
エンドロールの冒頭や最後に、新郎新婦からの感謝のメッセージを添えましょう。具体的なエピソードや思い出を交えることで、より心温まるメッセージになります。 また、結婚式当日のハイライトシーンや、前撮りの写真、二人の思い出の動画などを効果的に挿入することで、視覚的にも魅力的なエンドロールに仕上がります。

どんな写真や動画を選べば、ゲストに喜んでもらえるでしょうか?

ゲストの笑顔が映っている写真や、自然な表情を捉えた動画は特に喜ばれます。感動的な瞬間を逃さないよう、カメラマンとの事前の打ち合わせも重要です。
メッセージはさりげなく簡潔に、未来志向の内容でまとめるのがおすすめです。ゲストの顔を思い浮かべながら、パーソナルな言葉を添えると、より心に響くでしょう。
音楽選びの重要性と著作権の注意点
エンドロールの音楽は、映像の雰囲気を大きく左右します。結婚式のテーマや、お二人の好きな曲、ゲストにも馴染みのある曲を選ぶと良いでしょう。
- 感動的なバラード:しっとりとした雰囲気で、感動を深めます。
- アップテンポな曲:明るく楽しい雰囲気で、笑顔で締めくくりたい場合に。
- 歌詞に注目:感謝や未来への希望を歌った歌詞の曲を選ぶと、メッセージ性が高まります。
【重要】著作権に配慮し、結婚式での使用が許可されている楽曲を選びましょう。
結婚式で市販の楽曲を使用する場合、「演奏権」と「複製権」という2つの著作権に関わる権利処理が必要です。
- 演奏権:結婚式場でBGMとしてCDやデジタル音源を再生する際に必要です。式場がJASRAC(日本音楽著作権協会)と包括契約を結んでいれば、個別の申請は不要な場合が多いです。
- 複製権:プロフィールムービーやエンドロールなどの映像に音楽を組み込む際に必要です。この場合は、ISUM(一般社団法人 音楽特定利用促進機構)を通じて個別に許諾を得る必要があります。
無断で楽曲を使用すると、著作権法違反となり、罰金や罰則の対象となる可能性があります。 必ず事前に会場や映像業者に確認し、適切な手続きを行いましょう。ISUMの楽曲データベースで、結婚式で適法利用できる楽曲を検索できます。
映像の撮影・編集テクニック
エンドロールに使用する映像は、結婚式当日のハイライトシーンを中心に撮影します。新郎新婦の笑顔、ゲストの楽しそうな表情、感動的な瞬間などを捉えることが重要です。自然な表情を引き出すために、カメラマンとの事前の打ち合わせで、撮影してほしいシーンやゲストを具体的に伝えておきましょう。
エンドロールの編集には、プロフェッショナルな映像編集ソフトの使用がおすすめです。代表的なソフトとしては、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどがあります。これらのソフトを使えば、シーンの切り替え、テロップの挿入、音楽との同期、エフェクトの追加など、高度な編集が可能です。
編集の際には、以下のテクニックを意識しましょう。
- シーンの切り替え:テンポ良く、飽きさせないように工夫します。
- 音楽との同期:音楽の盛り上がりに合わせて映像を切り替えたり、メッセージを表示したりすると、より感動的になります。
- フォントと色:結婚式のテーマや雰囲気に合ったフォントを選び、読みやすい色合いに調整します。
- 表示速度:名前が流れる速度は、ゲストが読みやすい速さに調整しましょう。
テンプレートとツールの活用
自分でエンドロールを作成する場合、テンプレートやオンラインツールを活用すると、初心者でもプロフェッショナルな仕上がりに近づけることができます。
- 無料ツール:Windows Movie Maker(Windows)、iMovie(Mac)などは、基本的な編集機能が備わっており、無料で利用できます。
- オンラインデザインツール:Canvaなどのツールでは、豊富なテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップで簡単にデザインできます。
- 有料ソフトウェア:Adobe Premiere ProやFinal Cut Proは高機能ですが、学習コストがかかります。本格的にこだわりたい方向けです。

テンプレートやツールを上手に活用することで、時間と手間を大幅に節約できます。まずは無料ツールから試してみるのも良いでしょう。
デザインのバリエーションとトレンド
エンドロールのデザインは、結婚式のテーマや雰囲気に合わせて選びましょう。最近のトレンドとしては、以下のようなものがあります。
- シンプル&ミニマル:余計な装飾を排し、名前とメッセージを際立たせる洗練されたデザイン。
- ナチュラル&オーガニック:手書き風フォントや、植物モチーフ、温かみのある色合いを取り入れたデザイン。
- アニメーション:名前が流れるだけでなく、動きのあるエフェクトやイラストを組み合わせたデザイン。
- 写真スライドショー:ゲスト一人ひとりの写真や、思い出の写真を多く取り入れたスライドショー形式。
プロに依頼する場合のポイントと費用相場
「自分で作る時間がない」「プロのクオリティを追求したい」という場合は、専門業者に依頼するのも賢明な選択です。
- 実績とレビューの確認:過去の作品や顧客レビューを確認し、自分たちのイメージに合う業者を選びましょう。
- 事前の打ち合わせ:希望のスタイル、含めたい内容、ゲストリスト、音楽など、具体的な要望をしっかりと伝えます。
- 料金と納期:複数の業者から見積もりを取り、予算と納期を比較検討しましょう。エンドロールの制作費用は、内容や業者によって大きく異なりますが、一般的には数万円から十数万円が目安となります。
- 修正対応:完成後の修正対応についても、事前に確認しておくことが大切です。

プロに依頼する際は、具体的なイメージを伝えるための参考動画や写真を用意しておくと、スムーズに制作が進みます。
退場の順番とタイミング:感動の締めくくり
エンドロールと並んで、結婚式の締めくくりを飾るのが退場のシーンです。スムーズで感動的な退場を演出するためのポイントを押さえましょう。
新郎新婦、両親、ゲストの退場順
退場の順番は、一般的に以下の流れがスムーズです。
- 新郎新婦:披露宴のクライマックスとして、ゲストの祝福を受けながら最初に退場します。笑顔でゲストに感謝の気持ちを伝えましょう。
- 両親:新郎新婦の後に続きます。ゲストに対して感謝の気持ちを表しながら退場します。新郎新婦が両親に感謝の言葉をかけながら退場する演出も感動的です。
- ゲスト:両親の後に続きます。スタッフがスムーズに誘導し、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを伝えるために、プチギフトを用意するのも良いアイデアです。
エンドロールを流す最適なタイミングと連携
エンドロールを流すタイミングは、披露宴の終わりやお開きの直前が一般的です。 エンドロールが終わると同時に新郎新婦が退場する流れが理想的です。これにより、感動の余韻が途切れることなく、スムーズな進行が実現します。
エンドロールを流すタイミングには、いくつかのパターンがあります。
- 新郎新婦が退場する直前:新郎新婦もゲストと一緒にエンドロールを見ることができ、感動を共有できます。
- 新郎新婦の退場と同時:エンドロールが流れる中、新郎新婦が退場することで、映画のエンディングのような一体感を演出できます。
- 新郎新婦が退場した後:ゲストがエンドロールをじっくりと鑑賞できる時間となり、新郎新婦はゲストのお見送りの準備に時間を充てられます。

エンドロールと退場のタイミングがずれると、せっかくの感動が台無しになりませんか?

はい、その通りです。エンドロールの終了と退場がスムーズに連携するよう、事前に会場スタッフや映像担当者と綿密な打ち合わせを行い、シミュレーションをしておくことが非常に重要です。
スムーズな進行のためのポイント
- 事前の打ち合わせ:会場の担当者や司会者、映像担当者と、エンドロールの上映時間、退場のタイミング、BGMの切り替えなどを細かく打ち合わせます。
- ゲストへの案内:ゲストがスムーズに退場できるよう、司会者から退場の流れを事前にアナウンスしてもらいましょう。
- 動線の確認:退場ルートに障害物がないか、スムーズに移動できるかを確認します。
感動的な退場演出のアイデア
退場シーンをより印象深くするために、様々な演出を取り入れることができます。
- アーチ退場:ゲストが作るアーチをくぐりながら退場する演出。一体感が生まれ、写真映えもします。
- ハイタッチ退場:ゲスト一人ひとりとハイタッチを交わしながら退場。直接感謝を伝え、交流を深めることができます。
- 万歳三唱:ご両親やゲスト全員で万歳三唱を行い、会場全体で盛り上がりを共有します。
- フラワーシャワー・バブルシャワー:退場時にゲストから花びらやシャボン玉を浴びる演出。華やかで祝福ムードが高まります。
- 手持ち花火:ナイトウェディングなどで、ゲストが手持ち花火でお二人を送り出す演出。幻想的な雰囲気を演出できます。
演出を取り入れる際は、ゲストの人数や会場の広さ、進行時間などを考慮し、無理のない範囲で計画しましょう。
トラブル回避と最終確認:完璧な一日を
完璧なエンドロールとスムーズな退場を実現するためには、事前の準備と最終確認が欠かせません。
名前間違い・漏れを防ぐ方法
エンドロールの名前の間違いや漏れは、ゲストに不快な思いをさせてしまう可能性があります。以下の方法で確実に防ぎましょう。
- 複数回の確認:作成したリストは、新郎新婦だけでなく、ご両親や信頼できる友人など、複数人で何度も確認しましょう。最低でも3回は行うことを推奨します。
- 招待状の返信で確認:招待状の返信ハガキに、ゲスト自身に名前の漢字や読み方を記入してもらう欄を設けるのも有効です。
- デジタルリストの活用:エクセルやGoogleスプレッドシートでリストを作成し、検索機能やフィルター機能を活用して効率的にチェックします。特に旧字体や特殊な読み方の名前は要注意です。

名前の確認は、最低でも3回は行いましょう。特に旧字体や特殊な読み方の名前は要注意です。
万が一のトラブル発生時の対処法
万が一、名前の間違いや漏れが発覚した場合でも、冷静かつ迅速に対応することが重要です。
- 即座に修正:間違いを発見したら、すぐに映像データを修正します。
- 誠意ある謝罪:該当のゲストには、直接または後日改めて、誠意を込めて謝罪の言葉を伝えましょう。
- 再共有:修正後のエンドロールを再度共有できる場合は、その旨を伝えます。
トラブルを放置せず、迅速かつ丁寧に対応することで、ゲストとの良好な関係を維持できます。
最終チェックリストの活用
結婚式直前には、以下のチェックリストを活用して最終確認を行いましょう。
- エンドロールに含める全てのゲストの名前が正確に表記されているか。
- 敬称は適切に、かつ一貫性を持って使用されているか。
- 名前の順番は、マナーと新郎新婦の意向に沿っているか。
- 写真や動画は適切に配置され、画質・音質に問題はないか。
- BGMは著作権に配慮されており、音量バランスは適切か。
- エンドロールの長さは、披露宴全体の流れに合っているか。(目安3~5分)
- 退場のタイミングは、エンドロールとスムーズに連携できるか。
- 会場の再生機器での動作確認は済んでいるか。

最終確認は、結婚式の前日までに行うと安心です。できれば、会場の担当者と一緒に最終チェックを行うことをお勧めします。
まとめ:最高の結婚式を叶えるために
結婚式のエンドロールと退場の演出は、ゲストへの感謝を伝え、感動的な一日を締めくくる上で非常に重要な要素です。本記事で解説したポイントを押さえることで、お二人らしい、記憶に残る素晴らしい結婚式を創り上げることができます。
ゲストの名前の選定からリスト作成、正確な表記、適切な順番、そして敬称の使い方まで、細部にわたる配慮が、ゲストの心に響くエンドロールを完成させます。また、エンドロールと退場のタイミングを綿密に調整することで、披露宴全体の流れがよりスムーズになり、感動の余韻を最大限に引き出すことができるでしょう。
特に、エンドロールの音楽に関する著作権は、見落とされがちながら非常に重要なポイントです。ISUMなどの適切な機関を通じて、必ず許諾を得るようにしましょう。これにより、安心して感動的な映像をゲストに届けることができます。
事前の準備と確認を怠らず、プロのアドバイスやツールも活用しながら、お二人にとって最高の結婚式を実現してください。皆様の結婚式が、笑顔と感動に満ちた素晴らしい一日となることを心より願っております。



Posted by nonnofilm on 2025年6月27日
カテゴリー: 結婚式エンドロール 順番