会場側に「映像は4:3で作成してください」と言われましたが、どういう意味ですか?
A: 「映像は4:3で作成してください」という指示は、披露宴会場のプロジェクターやスクリーンが4:3のアスペクト比(画面の横と縦の比率)に対応しているという意味です。4:3は、かつてのテレビやプロジェクターでよく使用されていた画面比率で、横が4に対して縦が3の比率です。
アスペクト比とは?
- 4:3:古いスタイルの映像比率で、昔のテレビやスクリーンによく使われていました。映像がやや正方形に近い形で表示されます。
- 16:9:現在主流のワイドスクリーンの比率で、HDテレビやモニターで一般的に使われています。
披露宴会場の指示に従う必要がある場合は、4:3の比率で映像を作成することで、映像が正しく表示され、画面に黒い帯ができたり、映像が切れてしまうことを防ぎます。
After Effectsで4:3に設定する方法:
- コンポジション設定を変更する
After Effectsで新しいプロジェクトやコンポジションを作成するときに、以下の手順で4:3のアスペクト比に設定できます。- 「コンポジション > 新規コンポジション」を選択。
- コンポジション設定ウィンドウで、幅と高さのピクセル数を次のように設定します:
- 幅:1440ピクセル
- 高さ:1080ピクセル
- または、幅が4に対して高さが3の比率になる任意のサイズ(例えば、800×600ピクセルなど)に設定することも可能です。
- ピクセルアスペクト比は「正方形ピクセル」に設定します。
- 既存の16:9映像を4:3に変換する場合
既に16:9の映像を作成済みの場合、4:3の比率に変換すると左右に黒い帯(ピラーボックス)が表示されることがあります。この場合は、After Effects内で映像のスケールを調整して、映像の重要な部分がすべて画面内に収まるように工夫しましょう。
まとめ:
「4:3で作成してください」というのは、映像の比率に関する指示で、披露宴会場の機器に最適なアスペクト比で映像を作成することを意味します。After Effectsで4:3にコンポジションを設定し、適切に映像を作成することで、スクリーンに美しく表示される映像を準備することができます。
Posted by nonnofilm on 2024年10月7日
カテゴリー: 結婚式ムービーの基礎知識について