構造の分析とアレンジ
中上級者向けです
初心者の方にはおススメ出来ません
テンプレートファイルでは、内部のデザイン要素を変更したり、写真の枚数を増やしたり減らしたりといった、構造部分に対する変更も自由に行うことが出来ます。しかしどの程度自由自在にアレンジ出来るかは、編集される方がAfter Effects そのものや合成理論等にどの程度精通しておられるかが大きく関係してきます。初心者の方は構造部分を変更せず、用意されている差し替えスペース内での写真の切り取りやフェード切り替え処理など、比較的簡単な編集に留められることをおススメいたします。
構造の確認方法
変更プロパティの一覧表示:[U][U]キー
テンプレートファイルを作成したクリエイターがどのようにファイル内部を編集して映像を作成したのかは、キーボードの[U]キーを2度連続で[U][U]と押すことで表示できます。変更されたプロパティや挿入されているキーフレームを一覧として表示させ、
加えられたエフェクトやアニメーション、どのように合成処理が行われたのかといった情報を確認することが出来ます。
この画面の中に、テンプレート内での編集でどのような操作が行われたのかが表示されています。この画面を見て内容がわかるのかどうか?がアレンジを自分でもできるのかどうか?の境目になります。
英語がわからない人に英語の通訳のお仕事が無理なのと同じように、そしてプログラミングがわからない人にアプリ開発ができないのと同じように、この画面をみて構造や効果が理解できなければAfterEffectsのファイルを柔軟に調整することは難しいです。
ご自身の力量に合った調整を行われることをお勧めいたします。
コンポジション間のリンク:フローチャート
[プロジェクトフローチャート]ボタンを押すと、各コンポジションやレイヤーがどのような順序でネスト化され処理されているのか、一覧で確認することが出来ます。調整を行うコンポジションがどのように作用しあっているのか、関係性を確認することが出来ます。
繰り返しになりますが、それぞれのコンポジション同士の関係性を見ても「理解できなければ」やはりアレンジは難しいです。
初心者の方は構造部分には調整を加えずに、差し替える編集のみを行われることをお勧めいたします。
Posted by nonnofilm on 2024年10月8日
カテゴリー: AfterEffectsとテンプレートの使い方