写真にズームを加える
スクリプトファイルを活用して一括ズーム設定
NONNOFILMオリジナルのスクリプトファイルを活用することでズームの設定を行うことができます。
プリセットファイルでも、スクリプトファイルでも、どちらからでもズームの適用が可能ですが、以下のスクリプトファイルの方が機能が豊富です。
まずは以下のページからスクリプトファイルをダウンロードしてきましょう。
ズームを設定したい画像を選択
ズーム効果を適用するためには、まずズームを適用したい画像を選択する必要があります。
タイムライン内に挿入してある画像を1つ選択しましょう。
複数選択することも可能
一括してズームの適用を行う場合には、画面左側のプロジェクトパネルと呼ばれるパネル内で、「新郎写真1」や「新婦写真5」など写真が格納されているコンポジションを複数選択します。
「新婦の写真を選択」といったボタンを活用することもできます。しかしズームが不要なコンポジションにまでズームが挿入されてしまうこともありますので、個別に自分で選択する方が確実です。
複数選択はCtrlキーもしくはShiftキーを押しながらクリックすることで可能ですよ。
ズームアニメーションの適用
写真もしくはコンポジションの選択が出来たら、スクリプトパネル内でお好みのズーム倍率にしてから、「ズームインを追加」「ズームアウトを追加」のどちらからをクリックしてズームを適用します。
デフォルト値の10%ズームはほんの少し動く程度なので、20-30%あたりがお勧めかもしれません。
写真の構図やレイアウトに応じて微調整を行ってください。
同じ方向ばかりにズームが動くことで単調になりやすいので、インとアウトを上手に使い分けることもポイントですよ。
位置やズームを一度リセットしてやり直したい場合
ズーム設定は写真単位で最適な位置が大きさが変わるので、試行錯誤が必要な編集工程です。
ズームの中心となるアンカーポイントを移動させていたり、位置の変更やズーム設定など、一旦全てリセットして戻したいというときもあるかと思います。
ズームの除去
ズーム設定の除去はスクリプト内にボタンとして用意されているので、ボタンを押すだけでズームが除去されます。
ひとまずズーム設定を除去したいだけであれば、ズームの除去ボタンを活用できます。
設定のリセット
全てリセットしてやり直したいといった場合には、一度全てをリセットしてから再編集すると便利です。
ズームを適用しているレイヤーのやじるしのアイコンをクリックすると表示される「リセット」のボタンを押すと、全ての設定がリセットされます。
このとき、写真のサイズもリセットされて元の解像度に戻りますので、画面を大きくはみ出て写真が表示されてしまうという方も出てきます。
写真を画面サイズにフィットさせたい場合には以下に進みましょう。
写真サイズを画面にフィットさせる
はみ出てしまった写真をもう一度画面にフィットさせたい場合には、スクリプトメニュー内の「横型にフィット」「縦型にフィット」のボタンを押します。
画面サイズに合わせてフィットされます。縦方向もしくは横方向どちらが最適であるかは写真の縦横の比率と大きさで変わりますので、まずはどちらか一方を試してみましょう。縦型写真などでは好みの問題も出てきますので、見た目を実際に見て試してみてください。
画像サイズのフィットはメニューからも可能
上部メニューの「レイヤー>トランスフォーム>コンポジションの幅に合わせる(もしくはコンポジションの高さに合わせる)」をクリックすることでも、画面サイズにフィットさせて写真を配置することができます。
スクリプトを使うと、一括して処理ができるという点が異なる点になります。どちらの機能を使っても、結果は同じです。
リセットの完了
ズームの設定やアンカーポイントの設定変更で、訳が分からなくなってしまったという方は、一度設定をリセットしてからやり直すことで編集がしやすくなるかもしれません。
プリセットファイルを使った簡単ズーム設定
プリセットファイルのダウンロード
NONNOFILMでは、プロフィールムービーの編集を簡単にするアニメーションプリセットファイルをご用意しています。ズーム処理も、プリセットファイルを写真に適用するだけなので、とっても簡単です。
製品版をご利用中のお客様は、以下のページからプリセットダウンロードが可能です。
ズーム用プリセットファイルを写真に適用する
- 効果を追加する写真を、下部タイムラインパネル内で選択します。
- 上部メニュー「アニメーション」「アニメーションプリセットを適用」と進みます。
- ダウンロードしたプリセットフォルダ内から、お好みのズームプリセットを選択し、適用します。
ズームが追加されます
プリセットファイルを適用するだけで、ズームが自動的に追加されます。
今回は写真の「全画面サイズズーム」プリセットを適用しましたので、自動的に画面サイズにフィットした後にズームするアニメーションが適用されました。
おすすめのプリセット
自由な位置とサイズでズーム
[自由サイズズーム]プリセットは、自由なレイアウトで複数の写真をズームする場合におすすめです。
レイヤーの時間に合わせて自動的にズームが適用されるので、タイミングや配置をより自由に簡単に調整することが出来ます。
全画面表示でズーム
[全画面サイズズーム]プリセットは、自動的に画面サイズに写真サイズをフィットさせてから、ズームを加えます。
余白無く、差し替えスペースを全て使ってしっかり写真を見せたい場合にとてもおススメです。こちらもレイヤーの時間に合わせて自動的にズームが加えられるため、タイミングの調整も簡単に行うことが出来ます。
ズームする中心を設定する
アンカーポイントツールを利用して中心を指定します
アンカーポイントとは、ズームや回転などのアニメーション動作の「基点」「原点」となるポイントです。ズームの動作はこのアンカーポイントを中心に行われますので、アンカーポイントを強調したい人物の顔などに重ねることで、その部分を強調し、観客の視線を誘導することができます。アンカーポイントツールに切り替えて、アンカーポイントを動かします。
Posted by nonnofilm on 2024年10月5日
カテゴリー: AfterEffectsとテンプレートの使い方