落ち着いた雰囲気のオープニングビデオでおすすめのBGM3選
結婚式のオープニングムービーは、披露宴の幕開けを告げ、ゲストの皆様を感動と期待で包み込む大切な演出です。自作される方も増えていますが、映像のクオリティはもちろんのこと、BGM選びがムービー全体の印象を大きく左右すると言っても過言ではありません。特に、しっとりと落ち着いた雰囲気のオープニングムービーを目指す場合、どのような曲を選べば良いのか、また、気になる著作権の問題はどうすればクリアできるのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
このページでは、プロの動画クリエイターとWebコンテンツ編集者、SEOエキスパートの視点から、落ち着いた雰囲気のオープニングムービーに最適なBGMの選び方から、具体的なおすすめ楽曲、そして見落としがちな著作権の注意点まで、網羅的に解説します。最高のオープニングムービーで、お二人の特別な一日を感動的にスタートさせましょう。
結婚式オープニングムービーBGMがもたらす魔法と役割
結婚式のオープニングムービーは、単なる映像の紹介に留まりません。披露宴が始まる前のざわつきを落ち着かせ、ゲストの意識を新郎新婦の入場へとスムーズに切り替える重要な役割を担っています。まるで舞台の幕が上がるように、これから始まる特別な時間への期待感を高める演出なのです。その中で、BGMは会場全体の雰囲気を決定づける「魔法の要素」と言えます。
BGMは、ゲストの感情に直接訴えかけ、ムービーの内容をより深く印象づける力を持っています。選曲一つで、会場が温かい感動に包まれたり、和やかな笑顔で満たされたり、その場のムードが大きく変わるのです。
また、オープニングムービーの後に続く新郎新婦の入場曲との相性も非常に重要です。オープニングムービーでしっとりとした曲を流した後、急に明るくポップな曲で入場すると、ゲストは戸惑ってしまうかもしれません。ムービーと入場曲の雰囲気を合わせることで、披露宴全体のコンセプトに統一感が生まれ、よりスムーズで感動的な流れを演出できます。

オープニングムービーのBGMは、入場曲の「前振り」と考えると選曲がしやすくなります。入場への期待感を高めるような、自然なつながりを意識しましょう。
結婚式全体のテーマや雰囲気に合わせたBGM選びは、ゲストに心地よい一体感をもたらし、お二人の想いをより深く伝えるための鍵となります。
落ち着いた雰囲気のBGMを選ぶ際の7つのポイント
「落ち着いた雰囲気」と一口に言っても、そのニュアンスは様々です。ここでは、失敗しないための具体的な選曲ポイントを7つご紹介します。
1. 結婚式全体のテーマや雰囲気に合わせる
オープニングムービーのBGMは、披露宴全体のトーンを決定づける最初の要素です。カジュアルでアットホームな式であればアップテンポで明るい曲が、フォーマルで大人っぽい式であれば、しっとりと落ち着いた曲がマッチします。お二人の結婚式のコンセプトに合致する曲を選ぶことで、一貫性のある洗練された印象を与えることができます。
2. 歌詞の内容に注意する
落ち着いた曲であっても、歌詞の内容には細心の注意が必要です。特に、別れや片思い、ネガティブな表現が含まれる曲は、お祝いの席にはふさわしくありません。たとえメロディが美しくても、歌詞が結婚式にそぐわない場合は避けるべきです。二人の出会いの喜びや未来への希望、感謝の気持ちを歌った曲など、ポジティブなメッセージが込められた楽曲を選びましょう。
3. ムービーの長さに合わせた選曲と編集
オープニングムービーの長さは、一般的に1分30秒から3分30秒程度が適切とされています。長すぎるとゲストが飽きてしまう可能性があるため、コンパクトにまとめるのがおすすめです。 選んだBGMがムービーの長さに合わない場合は、イントロからサビ、そしてエンディングへとスムーズに繋がるように編集を検討しましょう。特に、曲の盛り上がる部分や印象的な部分を効果的に使うことで、短いムービーでも感動を最大限に引き出すことができます。

「この曲を使いたいけど、フル尺だと長すぎる…」そんな時は、曲の構成をよく確認して、最も盛り上がる部分や印象的な部分を効果的に使う編集を検討しましょう。
4. インストゥルメンタル曲の活用
歌詞に左右されず、洗練された雰囲気を演出したい場合は、インストゥルメンタル(歌のない器楽曲)が非常に有効です。クラシックやジャズ、映画音楽のインストゥルメンタルバージョンなど、幅広いジャンルから選ぶことができます。インストゥルメンタル曲は、映像の邪魔をせず、上品で落ち着いたムードを作り出すのに最適です。
5. 入場曲との相性を考慮する
オープニングムービーのBGMは、新郎新婦の入場曲への「前振り」としての役割も担います。ムービーのBGMと入場曲の雰囲気が大きくかけ離れていると、ゲストが戸惑ってしまう可能性があります。統一感のある選曲は、披露宴全体のコンセプトをより明確に伝え、スムーズな流れを演出します。
6. ゲスト層の好みを意識する
お二人の好みはもちろん大切ですが、ゲスト層の年齢や音楽の好みを考慮することも、会場の一体感を高める上で有効です。幅広い世代に親しまれている曲や、誰もが知っている名曲を選ぶことで、より多くのゲストに楽しんでもらえます。
7. 音質の確認
せっかく選んだBGMも、音質が悪ければ台無しです。ムービーに組み込む前に、必ず音源の品質を確認しましょう。高音質な音源を使用することで、よりプロフェッショナルで感動的なムービーに仕上がります。
【プロ厳選】落ち着いた雰囲気におすすめのBGM
ここからは、落ち着いた雰囲気のオープニングムービーに特におすすめの楽曲をご紹介します。元記事で紹介されていた3曲に加え、さらに選択肢を広げるための楽曲もご紹介します。
邦楽編:心温まるメッセージを伝える名曲
邦楽は、歌詞が直接心に響き、ゲストとの共感を深めることができます。感謝や愛情をストレートに伝える名曲を選びましょう。
- いきものがかり「ありがとう」:2010年にリリースされたこの曲は、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として大ヒットしました。感謝の気持ちをストレートに歌い上げた歌詞は、新郎新婦から両親やゲストへの感謝のメッセージとして、多くの結婚式で選ばれています。温かく包み込むようなメロディは、会場全体を優しい雰囲気に満たしてくれるでしょう。
- 福山雅治「家族になろうよ」:2011年にリリースされたこの曲は、リクルート「ゼクシィ」のCMソングとして一躍有名になりました。「家族になろうよ」というタイトルが示す通り、これから夫婦となる二人の決意と、両親への感謝の気持ちが込められた温かいバラードです。優しく語りかけるような歌声とメロディが、感動的なオープニングを演出します。
- 米津玄師「アイネクライネ」:2014年のアルバム「YANKEE」に収録されたこの曲は、MVが1億回再生を突破するなど、若者を中心に絶大な人気を誇ります。どこか切なくも、出会った喜びや未来への希望を感じさせる歌詞が特徴です。独特の世界観を持つ楽曲ですが、その繊細な表現が、落ち着きの中にも深みのあるオープニングを演出したいカップルに支持されています。
- 小田和正「たしかなこと」:優しく心に響くバラードで、感動的なプロフィールムービーにもおすすめです。
- Superfly「やさしい気持ちで」:ミディアムテンポながら力強い歌声で、愛する人を大切にする気持ちを歌い上げています。
- wacci「宝物」:家族や友人、大切な人への日頃の想いが伝わる心温まる曲です。
- 高橋優「福笑い」:大切な人の笑顔と幸せを願う男性目線のラブソング。優しい歌声が会場を温かい雰囲気で包みます。
- 平井大「Story of Our Life」:ウクレレと口笛の音色が爽やかな、リラックスムードを演出するラブソングです。
- 木村カエラ「Butterfly」:友人の結婚式のために作られた曲で、可愛らしく優しい雰囲気のムービーにぴったりです。
- 絢香「にじいろ」:温かく包み込むようなメロディと前向きな歌詞が、披露宴の始まりに希望を与えます。
- BUMP OF CHICKEN「とっておきの唄」:ゆったりとしたテンポの優しいギターロックで、新たな人生を歩み出す二人にぴったりなラブソングです。
- SUPER BEAVER「ありがとう」:感謝の気持ちをストレートに伝える邦楽ロックバラード。これまでの感謝や未来への希望を伝えるのに最適です。
洋楽編:洗練された大人の雰囲気を演出
洋楽は、歌詞の意味が直接伝わりにくい分、メロディやリズムで雰囲気を演出しやすいというメリットがあります。洗練された大人の雰囲気を求めるカップルにおすすめです。
- Train「Marry Me」:アコースティックギターの優しい響きが特徴のこの曲は、落ち着いた雰囲気で、特に少人数のアットホームな結婚式におすすめです。シンプルながらも心に響くメロディが、温かいムードを作り出します。
- Ed Sheeran「Thinking out loud」:ロマンチックなバラードで、ゆったりとしたテンポと柔らかなメロディが特徴。愛や永遠の結びつきを歌う歌詞が感動を誘います。
- Ellie Goulding「Love Me Like You Do」:しっとりとした中にも上品な盛り上がりがあり、エレガントな雰囲気を演出できます。
- Coldplay「Viva La Vida」:やや控えめな曲調ながら、品があり落ち着いた大人の雰囲気を演出。入場前の雰囲気作りに最適です。
- Maroon 5「Sunday Morning」:おしゃれな雰囲気に仕上げたいカップルにおすすめ。ゆったりとしたムードで披露宴会場をリラックスした雰囲気にできます。
- Alicia Keys「If I Ain’t Got You」:ピアノを中心としたR&Bのバラード曲で、愛や幸せをテーマにした歌詞がムービーに深みをもたらします。
インストゥルメンタル曲の魅力
歌詞に左右されず、純粋に音楽の美しさで雰囲気を演出したい場合は、インストゥルメンタル曲が最適です。
- SAKEROCK「ラディカルホリデー」:リズミカルで爽快感があり、物語の序曲のような雰囲気を演出できます。
- 星野 源「Nerd Strut(Instrumental)」:肩の力の抜けた、楽しげで無国籍な雰囲気がおしゃれなムービーにぴったりです。
- 平井 大「Stand by me, Stand by you.-Instrumental」:感動的なシーンにも合う、優しいメロディが特徴です。
- 清 竜人「Morning Sun」:しっとりとした優しい曲調で、入場曲が明るい場合にオープニングムービーを落ち着かせたい時に効果的です。


知っておきたい!結婚式ムービーの著作権と対処法
結婚式で市販の楽曲をBGMとして使用する場合、著作権に関する正しい知識と手続きが不可欠です。これを怠ると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
著作権とは?「演奏権」と「複製権」
音楽には、主に以下の2つの権利が関係します。
- 演奏権:楽曲を公衆の前で演奏したり、流したりする権利です。ほとんどの結婚式場は、JASRAC(日本音楽著作権協会)などの著作権管理団体と包括契約を結んでいるため、会場でBGMとしてCDを流す分には、新郎新婦が個別に申請する必要がない場合が多いです。
- 複製権:楽曲をコピーしたり、録音・録画物に組み込んだりする権利です。オープニングムービーにBGMを組み込む場合(DVDに焼くなど)は、この複製権の許諾が必要になります。

市販のCD音源をそのままムービーに組み込む行為は「複製」にあたります。式場がJASRACと包括契約を結んでいても、ムービーへの組み込みは別途手続きが必要になることが多いので注意しましょう。
自作ムービーでの著作権対策:ISUMの活用
自作ムービーで市販の楽曲を使用する場合、個人で直接JASRACやレコード会社に申請するのは非常に手間がかかります。そこで活用したいのが、ISUM(一般社団法人音楽特定利用促進機構)です。
ISUMは、結婚式での楽曲利用に関する著作権・著作隣接権の処理を一括して行うことができる団体です。ただし、個人が直接ISUMに申請することはできません。 多くの結婚式ムービー制作業者や式場がISUMと契約しているため、これらの事業者を通じて申請を行うのが一般的です。
ムービー制作を業者に依頼する場合は、使用したい楽曲がISUMに登録されているか、業者が著作権処理を代行してくれるかを確認しましょう。もし使用したい曲がISUMにない場合は、別の曲を選ぶか、権利者への直接交渉が必要になる可能性もあります。
著作権に関する確認事項チェックリスト
著作権に関するトラブルを避けるために、以下の点を事前に確認しましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
式場との契約内容 | 式場がJASRACと包括契約を結んでいるか、ムービーへの楽曲使用に関する規定はどうか。 |
使用したい楽曲のISUM登録状況 | ISUMの楽曲データベースで、使用したい曲が登録されているか確認。 |
ムービー制作業者との連携 | 業者が著作権処理を代行してくれるか、その費用は含まれているか。 |
歌詞の内容確認 | ネガティブな表現が含まれていないか、改めて確認。 |
音源の入手方法 | ダウンロード音源やレンタルCDのコピーは複製権侵害にあたる可能性があるため注意。 |

著作権の手続きは、結婚式の準備の中でも特に見落としがちですが、非常に重要です。早めにプランナーさんやムービー業者に相談して、安心して当日を迎えられるようにしましょう。


BGMを最大限に活かす!オープニングムービー制作のワンポイントアドバイス
選んだBGMを最大限に活かし、ゲストの心に残るオープニングムービーを制作するためのヒントをご紹介します。
映像と音楽のシンクロを意識する
BGMの盛り上がりやリズムに合わせて、写真や動画の切り替え、テロップの表示タイミングを調整することで、ムービーのクオリティは格段に向上します。特に、サビの部分で感動的な写真やメッセージを挿入すると、より印象的な演出が可能です。
カウントダウンで期待感を高める
ムービーの最後に、新郎新婦の入場を促すカウントダウンを入れるのは定番の演出です。BGMのテンポに合わせてカウントダウンのスピードを調整したり、効果音を加えたりすることで、ゲストのワクワク感を最高潮に高めることができます。
感謝のメッセージを効果的に挿入する
オープニングムービーは、ゲストへの感謝の気持ちを伝える良い機会でもあります。BGMの雰囲気に合わせたフォントや色使いで、シンプルかつ心温まるメッセージを挿入しましょう。長文ではなく、短くても心に響く言葉を選ぶのがポイントです。
プロの意見も参考に
自作ムービーも素晴らしいですが、プロの動画クリエイターは、BGMの選曲から映像編集、著作権処理まで、豊富な知識と経験を持っています。迷った時や、よりハイクオリティなムービーを目指したい場合は、一度プロに相談してみるのも良いでしょう。
プロに依頼することで、著作権処理の手間を省き、映像とBGMの完璧なシンクロ、そしてゲストの心に残る感動的なオープニングムービーを実現できます。予算や時間と相談しながら、最適な選択を検討しましょう。
まとめ:最高のオープニングムービーで感動的な一日を
結婚式のオープニングムービーは、お二人の個性と感謝の気持ちを伝える大切な演出です。特に、落ち着いた雰囲気のムービーは、ゲストに深い感動と温かい印象を与えます。今回ご紹介したBGMの選び方や著作権に関する注意点を参考に、お二人らしい最高のオープニングムービーを完成させてください。
適切なBGMと映像の組み合わせは、披露宴の始まりを忘れられないものにし、ゲストの皆様にとっても心に残る一日となるでしょう。ぜひ、この情報がお二人のムービー制作の一助となれば幸いです。
Posted by nonnofilm on 2025年6月27日
カテゴリー: オープニングムービー 曲