作り方を参考にできるプロフィールムービー5つ
結婚式のプロフィールムービーを自分たちで作るという場合には、やっぱりどんなテーマで作るのか色々と迷ってしまいますよね。全体のテンポ、色やデザイン、コメントの文字の見せ方や内容、BGMは何を使っているのかなどなど、実際にお手本として先輩方のプロフィールムービー作品を見てみると本当に参考になります。
しかし実際に見てみても作り方が全く分からないのでレベルが違い過ぎてあまり参考にならなかったという方もおられるかもしれません。このページでご紹介するプロフィールムービーはそのままテンプレートとして入手することもできるので、実際にファイルを開いて内部構造を見てみるともっと作り方を学ぶことも出来ますよ。
このページでは作り方に参考にできるプロフィールムービーを5つピックアップしてご紹介しています。
作り方を参考にできるプロフィールムービー5つ
プロフィールムービーを自分たちで作るときには、やはり参考にできる作品があるととても便利です。真似したいプロフィールムービーがどんなデザインで作られているのか、写真の枚数はどのくらい使っているのか、文字の大きさや色のバランスはなどなど、参考にしてみてみると色々な要素が見えてきます。
ここでご紹介する5作品は全て僕が作ったものなので、実際の作り方も交えながら、参考作品の特徴や作り方をご説明させて頂きます。
よくあるシンプルなレイアウト
このプロフィールムービーでは背景に少しだけボケの効いた薄い写真を挿入して、写真そのものが持っている色をデザインとしても活用しています。
こういったシンプルなプロフィールムービーは両親への感謝を伝える感動的なプロフィールムービーを作りたいといったご要望をお持ちの新郎新婦様に人気がある、とてもシンプルなデザインです。
このムービーの場合では
の4つの要素を重ねることでレイアウトを作成しています。
スマホのアプリや、iMovieなどの比較的簡単な部類の動画編集ソフトではこの4つの要素を同時に同じ画面内でレイアウトすることがそもそも出来ないという事がとても多いので、シンプルではありますが、実現できる動画編集ソフトを確実に見つけるというのも大切な点になります。
PremiereProやAfterEffectsやフリーソフトだとaviutlなどでも作成が出来ます。
古いフィルム風の効果を使う
古いフィルムのような効果を出すためには、写真やコメントなどの要素に対して古いフィルム風のエフェクトを適用したり、古いフィルム風の効果を持った動画フッテージを合成するなどの方法があります。
基本的には、
などの編集で古いフィルムのような編集を行うことが出来ます。
これもPremiereProやAfterEffectsやフリーソフトだとaviutlなどの比較的高度なソフトではないと実現が難しいかもしれません。
コルクボードのデザイン
このタイプのムービーは領域の空間的な区切りが無い状態で作られていくのが特徴で、3D制御の機能やカメラ制御といった機能が必要になります。
パワーディレクターやビデオスタジオなどの有料の一般家庭向け動画編集ソフトでも実現するのは機能的に難しい(不可能と言い切ってもいいかも・・・。)ので、やはり空間を扱うことが出来るAfterEffectsなどのソフトが必要になります。
- 3D空間内で本当にコルクボードの画像に数十枚の写真を張り付けて>3Dカメラを使って撮影していく
- もしくは、コルクと全ての画像を一体化させて>全体を一緒に動かして表現する(aeではヌルと親子)
といった方法があります。
どちらのアプローチでも結果はほとんど同じですが、こういった編集が出来ないソフトの方が圧倒的に多いので本気で作りたいならAfterEffectsを選ぶ必要があります。
コマ撮り風のプロフィールムービー
コマ撮りを使ったプロフィールムービーを本当にゼロから写真撮影して作っているという参考例もYoutube上には色々と出ていますが、「実際にプリントアウトした写真を切り抜いて少しずつ動かした写真を1枚撮影」(の延々繰り返し)で作っていくのはとても大変です。
時間に余裕があって、作成をサポートしてくれるメンバーがいないと1か月でも作り切れるかどうかという、時間が非常にかかる作品です。
スライドショーを作った後にコマ数を調整できる編集ソフト・・・これも数がとても少ないですが、出来るならばコマ数を減らすことであえて動きをカクつかせてみると、似たような表現を作れるかもしれません。
モザイク画を作る
しかしこのモザイク画も実際にリアルな世界で作るとなると、本当に大変です。写真を細かく数百から数千枚にカットしてから、最適な位置に写真をはりつけていく必要があります。こちらも友人方のサポートが無いと日程的に無理という方が大半かもしれません。
しかしモザイク画は合成の技術を使っても作ることは可能です。
合成の技術を使って作る場合には写真を置き換えるだけで自動的にモザイク画が完成するので、時間がないという方にはとてもお勧めできます。
という考え方で、似たようなムービーを作ることが出来ます。
本気で作る場合には、一枚の合成結果の画像を数百とか数千枚に細かく切り分けるための、1ピクセル単位の結構緻密な計算が必要になります。サイズを整えて仕組みを構築するのに意外と頭を使うので、計算機と共に紙に構造を整理しながら編集するといいかもしれません。
作り方を参考にして素敵なプロフィールムービーを作ろう
プロフィールムービーをゼロから全部作るというのは、色々な要素が関係してくるので意外と大変です。
ムービー全体のデザインテーマ、色、大きさ、表示の仕方、写真やコメントの内容、さらには具体的にどう編集するのかというノウハウも必要です。
最近はスマホで作ることを希望される新郎新婦様も多いですが、スマホに搭載されているアプリで出来ることは能力的に限られていることが多いので、高度なデザインを使いたい場合にはパソコンの利用も前向きに検討されると良いと思います。
色々な先輩方の作品をYoutubeでも手軽に見ることが出来るようになったので、是非気に入った作品を参考にしながら、素敵なプロフィールムービーを完成させてください。
良い結婚式当日になるといいですね。
Posted by nonnofilm on 2020年10月20日
カテゴリー: プロフィールムービー おすすめ