プロフィールムービー自作の注意点まとめ
専門業者に依頼する場合には当たり前になっていて修正や指摘を受けることが出来る標準的な内容であっても、自作してプロフィールムービーを作るというケースではそのまま放置されてしまって後で問題になってしまうことも珍しくありません。
プロフィールムービーは簡単に自作できると思っていたのですが、意外と大変で・・・。2週間前の提出に間に合いそうにありません。
日程的な問題以外にも、注意しないといけない点がたくさんありますよ!余裕を持った編集を心がけましょう。
これからプロフィールムービーを自作しようと検討しておられる新郎新婦様に、編集開始前の段階で読んで頂きたいページです。
プロフィールムービー自作の注意点まとめ
プロフィールムービーを専門業者や式場に依頼するのではなくて自分たちで作る場合には、いくつか注意しておくべき点があります。
作成に入る前にしっかりとチェックしておきましょう。
プロフィールムービーの自作についての知識を体系的に知るためには以下の記事が最適です。
意外と時間がかかる?スケジュールに注意
実際にスライドショーを編集するだけの場合であれば、確かに2-3日もあれば十分に作成が可能です。
しかしプロフィールムービーの場合には写真1枚1枚にコメントを添えて紹介していくため、写真に添えるコメントを写真の枚数分30-50個程度考えなくてはいけません。
編集作業に入る前の段階の写真選びとコメントの検討に数週間かかる方も少なくありませんよ。
NONNOFILMでもアンケートにご協力いただいて、プロフィールムービーを実際に作るのにかかった日数についてのデータを収集しています。
2-3日だけ、もしくは1週間あれば余裕だとお考えの新郎新婦様は、写真を探したり選んだり、コメントを考えたりBGMを選ぶための時間についてもしっかりと考慮して余裕を持ったスケジューリングを行うことに注意しましょう。
画面レイアウトを作るときに注意する点
写真やコメントが一通り決まっていざプロフィールムービーを編集するぞとなってもまだまだ注意点がたくさんあります。
2020年現在の最新機器ではムービーを100%表示する表示方法が多くなっていますが、プロフィールムービーを上映する披露宴会場のプロジェクターが古いものである場合には、オーバースキャンと呼ばれる画面の一部が切れてしまう表示方法がいまだに取られているものも多く存在します。
家のテレビでは正常に全部が見れるけれど、会場のプロジェクターとスクリーンでは一部分が切れてしまっているんです・・・。
これらはセーフゾーンと呼ばれる範囲を意識したレイアウトを作ることで予防することが出来ます。
動画編集ソフトによってはこの画面からはみ出て切れてしまうかもしれない領域を示すセーフティゾーンの表示を行うことが出来るソフトも多いので、領域からはみ出ないように意識したレイアウト作りに注意しましょう。
映像にはセーフエリアやセーフティゾーンといった言葉で指定される領域がありその中に重要なコンテンツを収めることが求められていますが、セーフエリアを守っていないなら注意が必要ですよ。
BGMにも映像にも著作権があることに注意
一般的に私たちが耳にする音楽にも映像にも著作権が存在するので、基本的には勝手に利用する事は出来ません。
自分たちの結婚式の動画を自分たちで自作する訳なので、著作権なんて関係なく自由に作ってOKなはず・・・。
とお考えなら、注意が必要です。
これらはほとんどが無断で許諾を得ることなく利用しているケースで、違法性がある可能性の高いムービーになります。
しかし著作権者が発見できていないか、発見していても黙認しているという事で著作権法違反として立件されていないケースも多いようです。
しかし著作権元が有している権利を侵害している行為に変わりはないので、後から使用料金を請求されたり訴えられたりするなどの問題になったとしても文句は言えません。
現在は音楽の利用に関してはisumという組織を通じて正式な利用許諾を得ることが簡単にできるようになっています。
1曲に付き3000円程度とそれほど法外な金額ではありませんので、結婚式で使うBGMの著作権の許諾処理についても注意して覚えておきましょう。
プロフィールムービー特有の規格やサイズの注意点
プロフィールムービーは最終的に結婚披露宴会場のスクリーンに上映してみるものなので、結婚披露宴会場のスクリーンに合わせたサイズや規格に注意して作る必要もあります。
自分たちが結婚式を行う会場のスクリーンがどちらのサイズであるのかを事前に確認しておき、その比率に合わせてムービーデータとDVDを作成することでスクリーンサイズをフルに使ったムービー上映を行うことが出来ます。
このサイズの比率があっていなくてもDVDの作成とムービーの上映は可能ですが、スクリーンのサイズに対してムービーの表示が小さくなるので、文字が読めなくなったり、後方のゲストから写真が見づらくなってしまうといった会場での上映特有の問題も出てきます。
自作の方は注意して作ろう
プロフィールムービーを制作する専門業者であればこれらの注意点はごくごく当たり前の基本として処理されていますが、初めてムービーを作るという新郎新婦様の場合には全くもって知らなかったという点もあるのではないでしょうか?
全てに共通して言えることは、生じるトラブルに対応できるだけの余裕を持った日数を確保しておくという事もとても大切です。
披露宴会場で正常に上映ができればOKなので、とにかくは2週間以上前にプランナーさんに渡して上映のチェックをしてみます!
いくつかの注意点をしっかりと押さえて、プロフィールムービー上映を成功させることが出来るといいですね。
素敵な結婚式当日をお迎えくださいね。
Posted by nonnofilm on 2020年10月29日